世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?

著者: 山口周

出版社: 光文社

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棚橋寛文

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めちゃ面白い。思考が整理される感覚。分析や論理ではビジネスの舵取りができない時代になって来ているから、美意識を鍛える必要がある。
インターネットで圧倒的にアクセスできる情報が増えて、情報を論理的に処理して答えを出せる人が増えてきた、そうすると正解はコモディティ化して、その結果レッドオーシャンに巻き込まれる。

2018-03-24


今はVUCA(不安点、不確実、複雑、曖昧)の時代。これまで有効とされてきた論理思考のスキルは、問題の発生とその要因を単純化された静的な因果関係のモデルとして抽象化し、その解決方法を考えるというアプローチ。しかし、問題を構成する因子が増加し、かつその関係が動的に複雑に変化するようになると、この問題解決アプローチは機能しない。

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経営とは、アートとサイエンスとクラフトが混ざりあったもの。3つのバランスが重要だが、アートはアカウンタビリティが持てない。議論になるとサイエンスとクラフトに必ず負ける、だから重要視されずアートが抜けた経営になり、今の時代にはついていけない。確かに。

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「美学とモラルで動いたほうが最終的に効率がいい」なんかわかる気がする。結果的にそのほうが周りの協力も得やすいし、自分もモチベーション高くいられるからなのかな。

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グローバル企業が「美意識」の養成を重要視し始めている理由として、
1.論理的情報処理スキルの限界
2.自己実現欲求市場の登場
3.システムの変化にルールが追いつかない世界
これらの変化が進行する中で適切な意思決定を行っていくためには、自分なりの「真・善・美」に関する基準、つまり本書で定義するところの「美意識」を高める必要がある

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